【パンフレット】J-POWERの気候変動対策のリスク
電源開発株式会社(J-Power)の気候変動対策のリスクについてJ-POWERの株主・投資家に対して説明し、石炭火力発電事業の見直しとパリ協定、1.5℃目標と整合する石炭火力のフェーズアウト計画の策定を求めるパンフレットが完成しました!
2024年のJ-POWERの株主総会にて配布されたこのパンフレットは、国際社会では脱石炭が前提となっていること、GENESIS松島計画は排出削減対策とはなりえないこと、水素・アンモニア混焼やCCSは「脱炭素の切り札」ではないこと、J-POWERが保有する他の石炭火力発電所の排出削減対策も間に合わないことを説明しています。また過去10年の月別火力利用率や石炭火力発電からの月次販売電力量を比較することで、J-POWERの保有する石炭火力発電所が調整用電源から座礁資産となりつつある可能性を指摘しています。
J-POWERの株主や投資家に対して作成されたパンフレットですが、GENESIS松島計画やJ-POWERの石炭火力発電事業に関心がある方にも参考になるものであると思いますので、ぜひご活用ください。
【パンフレット】GENESIS松島計画とその問題点
電源開発株式会社(J-Power)によるGENESIS松島計画とその問題点を指摘するパンフレットが完成しました!
GENESIS松島とは、長崎県西海市において、旧式の石炭火力発電所を使い続けるために石炭ガス化装置を設置するプロジェクトです。このパンフレットではGENESIS松島計画の概要を解説するとともに、計画実施に伴うCO2削減効果が乏しく、むしろ継続した排出につながること、大気汚染対策が不十分なこと、再生可能エネルギーの導入の足かせとなることなどの問題点を、図表とともに示しています。
パンフレットにはこの計画に対して市民が出来ることも併せて掲載していますので、問題認識を広めるために、ぜひご活用ください。
(2023年3月改訂)
GENESIS松島計画 計画段階環境配慮書(気候ネットワーク意見)
2021年10月に行われたGENESIS松島計画の計画段階環境配慮書へのパブリックコメント募集に際して気候ネットワークが送付した意見です。
GENESIS松島計画 環境影響評価方法書(気候ネットワーク意見)
2022年8月から10月にかけて行われたGENESIS松島計画の環境影響評価方法書へのパブリックコメント募集に際して気候ネットワークが送付した意見です。